🔰 本記事は、「軽配送ドライバーのための『続ける力』講座(全3回)」の第3回(最終回)です。
※これまでの2回では、「習慣のしくみ」と「始めやすくするトリガー設計」を紹介してきました。
でも、どんなに良い仕組みでも、忙しい日・体調の悪い日・気分が乗らない日には、続かないこともありますよね。
最終回では、そんな時でも自分を責めずに「また始める」ための方法をご紹介します。
完璧じゃなくても、習慣は続けられる。そんな“再スタートの仕組み”をつくっていきましょう。
目次
✅ 習慣が「途切れた」と感じるのは、あなたのせいじゃない
習慣づくりで多くの人がつまずくのは、できなかった日が出てきたときです。
- 「1日休んだら、もうダメだと思ってしまう」
- 「なんで続けられないんだろうと落ち込む」
- 「自分にはやっぱり無理かも…とあきらめてしまう」
でも実は、それはとても自然なこと。
どんなにうまくやっている人でも、毎日続けることは難しいのです。
🔸 大切なのは「できなかった自分」を責めることではなく、“戻る場所”があること。
✅ “続ける人”がやっている3つの工夫
💡 工夫①:「完璧じゃなくていい」と決めておく
- 習慣化でつまずく人の多くは、“毎日やらなきゃ”と思いすぎてしまう
- 実際には、週に3〜4回できていれば十分効果が出るという研究も
- 7割達成できていれば合格。それが“続ける人”のリアルです
📍たとえば:
「今週は1日休んだけど、他の日にできた」=合格です
💡 工夫②:あらかじめ“サボれる日”をつくっておく
- 人は、計画に“余白”があると安心して続けられる
- たとえば、「毎日やる」ではなく「週に5回やる」と決めておく
- この“予備日”が、続けるうえでの“逃げ道”になってくれます
📍ポイント:
自分を守るための設計を、最初からしておくこと
💡 工夫③:“戻るタイミング”を決めておく
- 一度崩れると、再開のタイミングを見失いやすい
- 「毎週日曜日の夜」「月初の朝」など、リセットする合図を決めておくと戻りやすくなる
- こうした“再スタートの起点”があるだけで、心がラクになります
📍小さな工夫:
カレンダーやスマホに「またやろう」の一言リマインダーを入れておくのも◎
🚛 よくある習慣と「戻れる仕組み」の実例
🧾 経費の記録が止まってしまった
- OK設計:「レシートは1枚だけ登録すればOK」「週末にまとめてでもいい」
- 戻るきっかけ: ガソリン給油をしたら“再開の合図”にする
- 予備日設計: 平日じゃなくても、土日でリカバリーできればOK
💪 体のメンテナンスが続かない
- OK設計:「3分だけストレッチ」「週3できれば十分」
- 戻るきっかけ: 出発前にドリンクを持ったら「ついでに肩を回す」
- 再開習慣: 「今週は1回だけでもやれば合格」とルールを柔らかく
🍱 お弁当生活が三日で終わった
- OK設計: ごはんだけ炊いて、おかずはスーパーで買えばOK
- 戻るきっかけ: 週明け月曜だけでも持参する
- 柔軟ルール: 「自炊しない日があってもいい」「週2で節約できれば十分」
✅ 明日からできる!「また始められる自分」をつくる3つの問い
- 全部できなかったけど、「何かひとつはできた」ことはある?
→ 自分を責める前に、できている部分に目を向ける - 今週、1回でもできたらOKにしてもいい?
→ 「続かない」と思っていた習慣が、実は続いていると気づける - 次、どこからリスタートするか“場所”を決めてある?
→ 「日曜夜」「給油時」「スマホの通知」など、戻れる合図を設定
✅ まとめ:「続けられる人」は、戻る力がある人
- 完璧を目指すより、「また始められる習慣」をつくること
- 習慣は“崩れないこと”ではなく、“崩れても戻れること”で決まる
- やめたっていい。また始めれば、それは続いているのと同じです
👉 今日からまた、あなたのペースで再スタートしてみましょう。
🏁 最終回のひとこと
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
「続かない日があっても、また戻れる」
そう思えるだけで、習慣も人生も、ぐっと軽くなります。
あなたの働き方と暮らしに、小さなやさしい仕組みが加わりますように。